赤ちゃんの頭の形が悪いのが気になり、ヘルメット治療を検討している時、「どのヘルメット会社のヘルメットがいいのか」が分からずに困り果てていました。
ヘルメット治療するなら早い方がいいのに、調べるだけでも一苦労…。
赤ちゃんの頭蓋形状矯正ヘルメット治療業界について、調べてまとめました。
同じように悩んでるママの参考になれば嬉しいです。
会社名・ヘルメット名・価格の比較一覧表
ヘルメットを作っている会社は7社あります。
ヘルメットの種類としては、10種類。
(現在取り扱いのないだろうものも含んでます。)
費用は私個人が調べたもの、推測も含め記載しています。
金額に幅がある理由は小児科等医療機関が値段を決めるため、医療機関により変動するためです。
一番安くて27万円代~となります。ヘルメット治療は保険適用にならないので、本当に高いですね…!!!物価上昇、円安の影響を受け、ヘルメット治療も値上げしているのが現状です。
| 会社名 | ヘルメット名 | 価格 |
| 株式会社 Berry | Baby Band ベビーバンド | 27~44万円 |
| 株式会社AHS Japan Corporation | スターバンド | 44万円 |
| スターバンド3D | 48万円 | |
| 株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー | クルムフィット (2024年発売) | 約50~60万円 ※52~55万円+αが多そう |
| クルム (2021年発売) | ||
| アイメット (2013年発売) | ||
| グンゼメディカル株式会社 | ReMO baby リモベビー | 約60万円 |
| 株式会社山口補装具 | プロモメット | 約60万円~110万円 |
| Danmar Products社 | ミシガン頭蓋形状矯正ヘルメット | 約60万円 |
| 補装具工房スタンス株式会社 | 夢人 ゆめっと | 45万円+α |
※2025年時点
各ヘルメットとその特徴
次は、各ヘルメットの特徴を記載します。
| ヘルメット名 | 特徴 |
| Baby Band ベビーバンド | ・日本製 ・価格が安い ・取り扱い施設が多い ・短頭には弱いと思われる (斜頭があれば治りやすいと思う) ・治療経過はアプリで見ることができ、医師と同じデータを共有できる |
| スターバンド | ・アメリカ製 ・世界28か国60万人の赤ちゃんが利用 ・日本だと15年以上の実績、1万人以上の赤ちゃんが利用 ・成長に1mmの無駄もないよう、ヘルメット調整してくれる ・ホールド力があるため矯正力がある ・短頭症には一番良いと思うとのこと ・診断の日でなくても、LINEで気軽に相談できる |
| スターバンド 3D | ・軽いのが特徴 ・削れる部分が少ないので、頭の形が相当悪い子には不向き ・診断の日でなくても、LINEで気軽に相談できる |
| クルムフィット | ・軽いのが特徴 ・日本の高温多湿な気候にあわせて通気性よく作られている ・ヘルメット内側には低反発性スポンジを採用。圧力の一点集中を防ぎ、鬱血などのリスクを抑えられる ・現在は最新のクルムフィットのみの取り扱い |
| ReMO baby リモベビー | ・日本製 ・リモベビーを取り扱う研修を受けた医師と義肢装具士のみが取り扱い可能であること ・通気性に優れていること |
| ミシガン頭蓋形状矯正ヘルメット | ・日本初厚生労働省承認ヘルメット ・表:プラスティック、内側:柔らかいフォームライナー ・2個目のヘルメットが必要となるケースがある ・斜頸を併発している場合、他の治療法を併用することがある |
| プロモメット | ・2011年より国立成育医療研究センターで約450症例の臨床経験あり ・2024年10月からプロモメットに関して2ヘルメット コースを始める |
| 夢人 ゆめっと | ・2015年からヘルメット療法に携わり900症例以上 ・取り扱い病院は高槻病院(大阪)のみ |
ヘルメット治療可能な月齢について
「頭のかたちが気になるからヘルメット治療検討したいけど、金額が高すぎる!」
「これから丸く成長する可能性もあるから様子見したい。」
「何歳までヘルメット治療はできる?」
そんな時は、ヘルメット治療の矯正効果が最も高くなる「適正月齢」と「治療可能な開始月齢」をご参考にしてください。
| ヘルメット名 | 適正月齢 (治療可能な開始月齢) |
| Baby Band ベビーバンド | ~生後5ヶ月 (~生後6ヶ月) |
| スターバンド | 生後3か月~7か月頃 (~生後18ヶ月) |
| スターバンド 3D | 生後3か月~7か月頃 (~生後18ヶ月) |
| クルムフィット | 生後2〜9ヶ月 (1歳超も状況次第)※1 |
| ReMO baby リモベビー | 生後4か月~8か月頃 |
| ミシガン頭蓋形状矯正ヘルメット | 生後3か月から7か月 生後12か月前後まで※2 |
| プロモメット | 生後3か月から7か月 生後12か月前後まで※2 |
| 夢人 ゆめっと | 生後3か月から7か月※2 |
※1:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー様からのご連絡より記載
※2:赤ちゃんのあたまのかたちクリニックHP・高槻病院HPより推測
ヘルメット治療のヘルメットの重さについて
赤ちゃんが使用するヘルメットはできる限り軽い方が良いので、重さの比較も行いました。
実は同じ大きさくらいのヘルメットを持ち比べる機会がありました。
重さは頭の大きさ&形によって変わるものなので、以下は参考程度と捉えてください。
ベビーバンドは、HP上公表されていないのですが、250g程度。
スターバンドはHPによると220g~260g。持つと、ゴツイ。
逆に同じメーカーの「スターバンド3D」は一番軽いんじゃないか!?と思うくらい軽い。
クルムフィットはHPによると100~160g程度とのことでした。
プロモメットは200g程度の方を見かけました。
ヘルメットが洗えるかどうか
ヘルメットってかぶっていると、すごく臭いんですよ…。。。
かぶるのは赤ちゃんですし、できるなら水洗いできた方がいいですよね!
ということで、水洗いできるかどうか、調べました!
| ヘルメット名 | 水洗い |
| Baby Band ベビーバンド | 〇 |
| スターバンド | × |
| スターバンド 3D | × |
| クルムフィット | 〇 |
| ReMO baby リモベビー | 〇 |
| ミシガン頭蓋形状矯正ヘルメット | 〇 |
| プロモメット | 〇 |
| 夢人 ゆめっと | インナー:〇 全体:不明 |
スターバンドが水洗いできない理由は、中のスポンジがお水を吸い込み、完全に乾かないとカビが生える可能性があるからだそうです。
各ヘルメットのメリットとデメリット
各ヘルメットのメリットとデメリットをまとめました。
| ヘルメット名 | メリット | デメリット |
| Baby Band ベビーバンド | ・価格が安い ・取り扱い施設が多く、地方でも治療しやすい ・丸洗いが可能 | ・少しズレやすく、短頭症に弱い可能性がある ・実績が少ない |
| スターバンド | ・ヘルメットがズレにくく、治療効果が高いと思われる ・世界で実績がある ・トラブルがあった際、LINEで連絡し相談できる | ・丸洗いできない ・ゴツい |
| スターバンド 3D | ・非常に軽い ・通気性が良い ・トラブルがあった際、LINEで連絡し相談できる | ・丸洗いできない |
| クルムフィット | ・軽い ・クッションにこだわりがあり、赤ちゃんに優しそう ・中のクッションは月に1回新しいものになるため清潔 ・丸洗いが可能 | ・価格は高め |
| ReMO baby リモベビー | ・丸洗いが可能 | ・価格は高め ・ズレやすい可能性がある |
| ミシガン頭蓋形状矯正ヘルメット | ・丸洗いが可能 | ・価格は高め ・2つ目が必要になるケースがある(ズレやすく補正力弱めな可能性あり) |
| プロモメット | ・丸洗いが可能 | ・価格は高め |
| 夢人 ゆめっと | ・中のインナーは洗濯機による丸洗いが可能 | ・取り扱い病院は大阪のみ |
ヘルメットの選び方
「どのヘルメットがいいの?」と悩まれたら、以下の内容で総合的に判断してください。
- 月に1~2度、通うことのできるところ
- トラブルが起きたとき、すぐ対応してもらえるかどうか
- ヘルメットの補正力
- ヘルメット治療の価格
- ヘルメットの重さ
- ヘルメットの清潔さ(丸洗いできるかどうか)
頭のかたちは2歳くらいまでにほぼ固まってしまいます。
ヘルメット治療は、今の頭のかたちを押さえてへこませることはできません。
今の頭のかたちから足りない部分の成長を促す装置です。
そのため、成長が著しい乳幼児の時期の中でも早くから始めるのがおすすめとなります。
子供の頭の形が悪いと悩み、ヘルメット治療が気になっているみなさんにとって納得できる決断ができますように✨





